「首都北京から金融センターの上海まで5時間足らずで実に快適だ。中国の高速鉄道に乗ってみると、もはやGDP世界NO2のこの国の将来への心配なんかしやしない」、と「アイリッシュタイムス」の記者が記事の中で綴っている。
中国の高速鉄道と関連する軌道交通設備産業は間違いなく中国経済の高速成長、経済構造の転換とグレードアップの縮図となっている。
関連データによると、2013年末現在、中国高速鉄道の総延長距離はすでに1万キロを突破し、建設中鉄道の規模が1万2000キロに達しているという。中国はすでに世界で高速鉄道運行区間総延長距離が最も長く、建設中鉄道の規模が最も大きい国となっている。高速鉄道は国内経済運営の効率化を促し、高速鉄道をリーディングとする産業グループが中国市場で大きく発展を遂げながら全速力で世界市場へ駆け走っていく。
ドイツ産業界の権威ある機関が発表した「世界鉄道技術設備市場」という報告では、現在総規模が1430億ユーロの世界市場において、中国北方機車車輛工業集団(中国北車)と中国南車グループはボンベルディア、アルストム、シーメンスといった多国籍企業の巨頭と比肩してトップ5にランクインし、しかも国際同業他社と比べ、中国企業の営業収入の増加ペースは遥かに速いものだということを示している。