マイルストーン的なプロジェクトと言われる、東はアフリカ東海岸随一の港湾モンバサから、西は東アフリカ最大の都市でもあるケニアの首都ナイロビ州までの新しい鉄道がケニアで100年ぶりに整備されることになる。鉄道が開通すれば、輸送時間は今より半分以上も短縮し、現地の経済発展をけん引することができる。中国設計、中国基準、中国運営に中国設備で中国の集大成になりそうだ。この鉄道全線の建設工事は中国企業が請負になっているため、海外初のオール「中国製造法」工事になる。ブルームバーグ社は、アフリカ諸国にとっては、ハイレベルの鉄道整備と機関車設備調達の第一相手候補国が中国だと断言している。
今年7月、トルコ共和国の首都アンカラとトルコ最大の都市イスタンプールの高速鉄道第二期工事が無事竣工した。このことは欧州の高い技術基準を採用してきた、ハードルの高いこの国において、中国の高速鉄道技術と設備が着実に参入できたことを表している。「以前、アンカラやイスタンプールへの行き来は車に頼っていて時間も労力もかかったが、高速鉄道の開通によって今は遥かに便利になった。中国の高速鉄道は自分の生活を変えてくれた。もっと多くの高速鉄道がトルコで見られることを期待している」。あるワイトカラーの会社員が新華社記者に語った。