高速鉄道の大企業との争奪戦に
中露の高速鉄道協力実現の見込みは業界内で高いものの、中国企業は依然として、ボンバルディアやアルストム、シーメンス、ゼネラル・エレクトリック、川崎重工など多くの国際的な大企業との苛烈な競争に直面している。
日経中国語サイトの報道によると、マレーシアとインドでは、中日間の高速鉄道合戦が一触即発の状況にある。日本の太田昭宏国土交通大臣は9月22日にインドを訪問し、日本の「新幹線」の売り込みをはかった。日本国際協力機構(JICA)の専門家は「東南アジアの高速鉄道をタダでも落札すべし」との決意を語ったという。
業界関係者によると、「タダでも落札」は実現しようのない話だが、国際的な高速鉄道市場の競争の激しさを示している。まもなく幕を開けるロシアの高速鉄道入札は、世界の高速鉄道分野の大企業の争奪戦を呼ぶことになる。