中国税関総署が13日に発表したデータによると、9月の輸出と輸入の前年同月比の成長率はいずれも予想を上回った。国際市場では中国関連の好材料とみなされている。業界関係者によると、米国経済の上向きやクリスマス向けの発注やニーズの高まり、対外貿易安定措置の実施、対外電子商取引の発展などを受け、四半期の対外貿易企業の景気は引き続き改善する見込みだ。
中国の9月の輸出入データは景気上昇の積極的なシグナルとなった。9月の輸出は前年同期比15.3%の増加となり、市場の予想を12%上回った。輸入は同7%増加し、大幅な回復を示した。
税関総署の鄭躍声・報道官によると、世界経済の情勢は年初以来、複雑にからみ合っているものの、国内経済の運行は全体として合理的な範囲を保ち、中国の対外輸出入は四半期ごとにますます改善する傾向を示している。
取材を受けた多くの対外貿易企業によると、輸出の上向き傾向が続いている原因の一つは、米国経済の回復が海外市場に活力をもたらしていることにある。