戦略的大局から「新常態」下の中国経済のあり方を探求

戦略的大局から「新常態」下の中国経済のあり方を探求。

タグ: 中国経済

発信時間: 2014-10-17 17:06:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

新常態下の経済は全面的な構造転換とグレードアップが必要

全体的に見ると、経済の新常態には経済成長のペースダウン、産業構造の調整、経済成長原動力の変化、資源配置方式の転換、経済利益の包括的共同享受といった全面的転換・グレードアップを含む豊富な内容と特色がある。

その一、成長ペースを高速から中高速に転換すること。ここ十年を振り返れば、2003年から2007年にかけて、中国経済は連続五年間2桁のペースで成長を保っていた。2008年、レーマン・ショックの影響を受け、1桁台に反落し、うち2012年と2013年はさらに年平均成長率7.7%まで落ち込んだ。中国国家統計局の最新データによると、2014年上半期のGDP前年同期比は7.4%増となり、経済成長の回復基調が見られるという。経済成長のペースダウンは中所得国水準に達した後の国でよく起きる現象で、第2次世界大戦後の日本、ドイツ、韓国といった先進国を追いかける国々はいずれも例外なく、1960年代から1970年にかける高度成長期を経た後成長減速期に傾きつつあった。我々は経済成長のペースダウンを理性的に考え、平常心で中高速成長という新常態をみるべきだ。

その二、産業構造がミドル・ローエンドからミドル・ハイエンドに転換すること。改革開放以降、中国の産業構造は世界バリューチェーンのミドル・ローエンドに位置し、比較利益率が比較的に低かった。2013年、GDPに占める中国第3次産業の付加価値の割合が46.1%に達し、初めて第2次産業を抜いた。今年上半期、その比率が46.6%まで上昇し、構造合理化の大変よい兆しとなっている。新指導部になってから一連の措置が次々と打ち出され、健康中国・養老中国・ブロードバンド中国などの目標達成に力強い政策的裏打ちを提供した。今後、戦略的新興産業・先進製造業といった産業発展を大いに推進し、生産性サービス業を優先的に発展し、生産能力過剰のリスクを次第に軽減するといった取り組みを通じて、さらに世界バリューチェーンにおける中国の産業地位を高め、「中国効率」を創造すべきである。

     1   2   3   4   5   6   7    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。