輸出入伸びの回復
第1-3四半期の輸出入総額は19兆4223億元で、ドルベースで計算すると3兆1626億ドルになり、前年同期で3.3%増と、上半期より伸び率が2.1ポイント拡大した。うち輸出が5.1%増、輸入が1.3%増、輸出入相殺による貿易黒字が1兆4226億元で、ドル換算で2316億ドルになる。
国家情報センター経済予測部マクロ研究室の牛梨主任が本誌記者に、世界経済が緩やかに成長し、基数効果や虚偽貿易の減少といった要因により、中国の貿易は正常な伸びを取り戻しつつある、と紹介した。
「輸出においては、アメリカ経済の持続的回復、人民元為替レートの安定化、貿易安定成長措置の効果発揮といったことを受け、輸出は安定的に拡大しつづけている。第4四半期の輸出の伸びが10%前後で、年間輸出の伸びが7%前後と予想される」。中国交通銀行は報告書でこう判断している。