国連貿易開発会議グローバル化開発戦略部ディレクターのリチャード・コズル-ライト氏は、新華社の独占インタビューに応じた際に、「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)などの多国間自由貿易協定と比べ、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)は地域の発展途上国にとってより良い選択だ。FTAAPの方が包括的で、インフラ整備の一体化で発展途上国の貿易の利便性を高めることをより重視しているからだ。FTAAPは設立後、世界自由貿易協定の模範になるだろう」と指摘した。7日付中国証券報が伝えた。
報道によると、間もなく北京で開かれるアジア太平洋経済協力(APEC)非公式首脳会議では、FTAAPのロードマップについて議論を掘り下げることになる。コズル-ライト氏は、自らの構想について語った。
「FTAAPはより伝統的な方法を採用すべきだ。これは伝統的な自由貿易協定における最も基本的な事業、つまり商品サービス市場の開放、貿易の利便化の促進、政策面の十分な柔軟性の保証などだ。これによって、発展途上国が日増しに拡大する貿易から利益を得られるようにするべきだ」