2014年は民営企業のワンダ・グループにとって国際化企業に飛躍する重要な年であった。同社は1年間に5つの海外投資プロジェクトを行った。同社トップの王健林氏は「国際化にはリスクがあるため、考えなしでしてはならない。しかし恐れてもならない」と話す。
経済の「ニューノーマル」の下、資本輸出を強化することは国家戦略となっており、政府が先に掲げた「一帯一路(陸と海のシルクロード)」戦略もこれに関連して重要な役割を果たす。アジアインフラ投資銀行やシルクロード基金は、アジア太平洋と世界にこの先大きなビジネスチャンスをもたらすことになる。
習近平主席は11月のAPEC・CEOサミットの開幕式で「今後10年間の中国の対外投資は1兆2500億ドルになる」との見通しを発表した。これに対してシティバンク中国研究部の沈明高主管は「現在の状況からして、この目標は100%実現可能だ。中国経済が今の持続的発展を続けさえすれば、世界は中国経済の改革の成果を得ることができよう」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年12月21日