▼2015年のアジア観光地No1は東京▼
円安は海外から来る旅行客や留学生にとっては大きなプラスである。いま日本には、海外からの旅行者があふれている。日本政府の発表によると、今年1~10月までに日本を訪れた海外からの旅行者数は、延べ1100万人と過去最高を記録。前年同期に比べて27%増加している。旅行者の数が増えれば、日本の観光業にとって来年もうれしい年になる。米国の消費者新聞が12月22日に発表した、Hotel.com社の最新データ「2015アジア観光地ランキング」によると、2015年のおけるアジアで最も人気の観光地は東京だという。大阪も第2位で続き、前回トップの香港を抜いている。
また京都もベストテン圏内にある。これらの人気はすべて円安がもたらしたものと見られている。 Hotel.com社のアジア太平洋地区の副会長であるAbhiram Chowdhry氏は「日本はもともと観光地として人気があった。それに円安効果で費用が15%安くなれば一段と人気が高まるのは当然だろう」との見方を示した。ある予測では、2014年通年の海外からの旅行者数は1300万人の新記録となる可能性もあると指摘。現在東京と大阪のホテルの客室稼働率は22年ぶりの高さだという。