「長期的に見れば、人民元は依然として強含みにある。経済面における他の要素や累積困難な偏差に修正が加えられた後には、我が国の収支バランス状況と安定な通貨政策の堅持と面から、将来の人民元は上昇基調に入るだろう」と張暁慧氏は述べ、経常収支の状況が将来の為替レートの方向性の決める主要な要素であるとの見方を示した。
「証券日報」の記事によると、中央銀行は8月13日、対ドル基準値を6.4010元と設定、704ポイント低下した。11日からの3日間で人民元対ドルレートは4.66%低下した。
「今回の改革は主に、人民元の対ドル基準値システムを調整するもので、調整以降の相場形成の仕組みはさらに市場化していくだろう」と易綱氏は述べる。「市場化システムは長期的安定に有利だ。今回の調整は一定の動揺をもたらしたが、許容範囲内で収まっている。短い調整期を経て、正常な状態に回復するだろう。そのため香港への影響や人民元の国際化に対する影響は限定的と考える。人民元への信頼や国際化にとって悪くないニュースだ」。