ハイエンド製造業の相互投資はさらに盛んに
華為の副総裁である蒋亜非氏は、同社にとって日本は、研究開発と購買センターの拠点があると同時に、世界第二の購買国であると述べた。華為のスマートフォンの部品の半分は日本製なのだ。
「日本製品の“軽薄短小”という特徴は、常に華為の模範となってきた。高品質の日本メーカーの部品は不可欠なものだ」と同氏は述べる。
万向集団の総裁である魯偉鼎氏は、「万向集団は80年代から日本に自動車部品を輸出してきた。また各種の精密設備を日本から輸入してきた。これまで主に加工関連の設備を輸入してきたが、現在はクリーンエネルギー関連の設備が多くなっている」と紹介した。
日本旭硝子の会長である石村和彦氏は、「旭硝子は現在、中国企業と協力中だ。中国のガラス生産企業向けに大気汚染や省エネ対策関連のサービスをしている。我が社は環境にやさしい塗料があり、これらを使って橋梁に塗装すれば30年もの耐用年数がある。コスト節約になる上に大気汚染の削減も可能だ」と紹介した。