第三国の開拓 中日間の産業能力協力に期待
中国アフリカ発展基金の副総裁である王勇則氏は、同基金が2007年6月に始まって以来、投資額は31億ドルに上ることを紹介。投資プロジェクトは農業やインフラ、製造業、工業団地、紙片開発など多岐にわたると述べた。
現在、日本政府と企業はアフリカを重視し始めており、アフリカの農業、鉱業、製造業などの投資が増えていることを指摘する。同基金は、アフリカでの協力の同意を前提に、開放的な態度で平等な協力をし、互恵を基礎にしながら、日本企業とともにアフリカの農業、製造業、相互接続などインフラなどの分野で協力の道を探せるとの考えを示した。
様々な有識者が述べる内容には、似たような観点がある。かつて国家発展改革委員会の学術委員会秘書長である張燕生氏は「チャイナネット」の取材に対し、日本企業は生産地の多様化、コンプライアンス調査、知的所有権の保護などの面で非常に豊富な経験を持つとし、中国企業が学ぶ価値があると指摘した上で、中国企業と日本企業が共同で第三国市場を開拓することを希望していた。