新エネ車市場の急成長に伴い、中国の車載用リチウム電池は供給不足となっている。リチウム電池業界の活況にも海外の大手企業が熱い視線を注ぐ。パナソニックのほかにも、同業界で世界第3位の韓国LG化学と、第6位のサムスンSDIはすでに中国で事業展開を進めている。
サムスンSDIは今年10月22日、西安工場が完成。工場は、年間生産能力4万台の高性能車載用リチウムイオン電池の先端生産ラインを保有。生産ラインはリチウムイオン電池のセル、モジュールの全製造工程をカバーする。
また、10月27日にはLG化学の南京工場が完成。今回建設されたLG化学新エネ電池工場(第1期)の延床面積は8万平方メートル。生産規模は年産10万台以上で、中国の車載用リチウム電池メーカーでも上位に入る。