■中日韓企業の競争が激化
パナソニックの中国市場参入に加え、韓国のLG化学とサムスンSDIの中国工場完成が相次ぎ、中国のリチウム電池市場は再び、中日韓企業による三つ巴の様相を呈している。日韓のリチウム電池大手の中国市場への参入は、中国のリチウム電池メーカーに大きな競争圧力になる。その一方では、業界の活性化にもつながり、中国のリチウム電池、ひいては新エネルギー自動車市場全体の成長を大きく促す。
「海外大手メーカーのリチウム電池は、国産メーカーに比べ、一致性、安定性、サイクル寿命などの面で大きな優位性を持ち、川下の車両工場からの人気も高い」。中国証券報の記者に対し、新エネ車メーカーのある上場企業責任者が語った。
日韓のリチウム電池大手の中国市場進出は、中国のリチウム電池業界、ひいては新エネルギー自動車業界全体の大きな推進力となる。リチウム電池の原材料を取り扱う上場企業については、すでに多くの企業がパナソニック、LG化学、サムスンSDIのサプライチェーンに参入しているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月30日