「一帯一路」、夢が現実になる時①パキスタンのKarot水力発電所

「一帯一路」、夢が現実になる時①パキスタンのKarot水力発電所。

タグ: 一帯一路 パキスタン

発信時間: 2016-02-01 15:24:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2年余り前、中国の指導者は国際的な場で初めて、「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海上シルクロード」の共同建設を呼びかけ、「一帯一路」の夢を飛び立たせた。今、夢は現実となり始め、「一帯一路」は初期的な成果を上げつつある。

(一)

北京APEC首脳会議の期間中、習近平主席は、中国が400億ドルを出資してシルクロード基金を設立し、「一帯一路」の沿線国家のインフラ建設や資源開発、産業協力などに投融資の支援を提供することを宣言した。

2015年4月、中国・パキスタン経済回廊に位置するKarot水力発電所をシルクロード基金の最初の対外投資プロジェクトとして確定した。2016年1月10日、パキスタンの首都イスラマバードから50km余りのジェラム河畔で、三峡集団が建設を請け負うKarot水力発電所の主体工事が起工した。

中国・パキスタン経済回廊は、「一帯一路」の旗艦プロジェクトの一つである。習近平主席が2015年4月にパキスタンを訪問した際、双方は、経済回廊の建設を中心とし、グワーダル港やエネルギー、交通インフラ、産業協力を重要な分野とする「1+4」の協力枠組みを確定した。

エネルギーは、中国・パキスタン経済回廊を活性化する「血液」となる。電力不足は、パキスタンの国民生活と経済を長年にわたって悩ませてきた難題である。イスラマバードでさえ、夏には毎日のように12時間ほども停電する。水エネルギー資源の豊富なジェラム川の水を金に変え、大自然の贈り物である急流をクリーンな電力エネルギーに変えることは、パキスタン人が40年にわたって描いてきた夢である。この夢は今、手に触れることのできる現実になろうとしている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年2月1日

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