「1台のロボットアームで1人分の仕事をすることができます。正確で安定性があるだけでなく、バリを除く工程での火傷事故も防ぐことができます」と、同社の担当者は述べる。近年の市場の変化により、企業は「ロボットによる労働の代替」を迫られている。企業の自動化率は2015年末までに40%前後に達した。
外資にせよ内資にせよ、スマートフォンやパソコンから自動工作機械まで、あるいは自動車部品からロボット、スマート設備まで、東莞のローエンド製造業は効率を高め始めている。労働密集型が主だった産業構造は、労働密集に技術密集型と資金密集型を加えながら変化している。加工製造業が徐々にレベルアップしているのだ。
東莞が長年蓄積してきた巨大な製造能力と産業チェーンの完備、良好な投資環境、優れた産業構造といった条件は、依然として外資にとって大きな魅力である。
統計によると、外資企業の東莞への増資額は、2008年の17億ドルから2015年には42.9億ドルに増加した。平均増資プロジェクトの規模は2.9倍に上る。そこから見る限り、東莞に留まって発展を続ける意向を持つ企業はかなり多いと考えられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月4日