三菱自動車に関しては、2000年に安全記録や顧客のクレームを隠ぺいする「リコール隠し事件」があった。4年後、同社はこの事件が広範なものになっており、数十年の長期にわたったものであることを認めた。当時の日本で最も大きなリコール隠しスキャンダルだった。
メディアはドイツの交通大臣であるドブリント氏の言葉を引用しながら、ドイツ当局による自動車の排ガス試験の過程において、自動車メーカーが他の技術を使ってエンジン性能を「高め」た結果、排ガス量が増加したことを発見したと報じる。ドブリント氏は、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、オペルといった大手メーカーはすでに53万台をリコールすることに同意したと述べる。これらの車の排気システムはみな基準に達していない。問題は偶然とは思えない。
名誉挽回のため、これらの企業はすべて和解のために巨額の賠償金を支払った。しかしイメージ回復の道程は長いものになるはずだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月26日