(4)G20で「中国プラン」を打ち出す
<出来事>16年9月4日から5日にかけて、第11回主要20カ国・地域(G20)首脳会議(杭州サミット)が浙江省杭州市で開催された。世界経済が目下直面する課題に対し、中国がこのサミットで打ち出した「マクロ政策をめぐる協調の強化」や「発展モデルの革新」といった一連の対策は、国内外の各界で幅広く評価された。こうして「中国プラン」がますます人々の心に浸透していった。
<評価と分析>経済グローバル化の時代にあって、各国の経済は往々にして一蓮托生で、1つの国が栄えればみんなが栄え、1つの国が倒れれば共倒れするという状況にある。協力だけが共同の発展を実現させる道だ。そこで世界経済がより包容力のあるものとなり、各国がウィンウィンを実現するようになることが、道義的な責任であり、また計り知れない有効需要を生み出す土台でもある。