(7)人民元が「バスケット入り」
<出来事>16年10月1日、人民元が国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)を構成する通貨バスケットに正式に組み込まれ、IMFの公式の準備通貨になった。
<評価と分析>バスケット入りするまでは、人民元はある意味で単なる中国の通貨にすぎなかった。人民元がSDR入りしたことは、各国の中央銀行と多くの国際機関が主体的に、または自動的に人民元持参を買い増しして外貨準備にするということを意味する。これは長期的にみて人民元が国際的にさらに認められるようになることを意味する。