――シグナルその二:発展の公平性を実現するには?包括的な成長を積極的に実践
新たな産業革命は各国に無限のチャンスをもたらしているが、いかに経済・社会の普遍的な発展を実現し、公平性の問題を解決するかをめぐり、世界と中国は実践を続けている。
李総理は「中国は包括的な成長の積極的な実践者だ」と述べた。
中国の都市部では近年、新規就業者数が毎年1300万人以上に達しており、都市部調査失業率は5%前後で推移している。国際的に権威ある機関が発表した、複数の発展指標に対する総合評価のうち、中国の就業が世界一とされている。
中国ではこの30数年間で7億人以上が貧困から脱却している。現在も正確な貧困層支援、正確な貧困脱却を推進中で、2020年までに残りの4000万人以上の農村部貧困層の貧困脱却を実現しなければならない。
中国ではかつて1億人以上が都市部のバラック地帯で生活していた。過去8年間で3000万戸の住宅が改築され、8000万人以上が新しい住宅に入居した。これは比較的大きな国の総人口に相当する。
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中国経済が安定しつつ前進という発展の流れを維持できる重要な原因は、包括性の持続的な向上だ。これは世界に経験をもたらした。
かつての産業革命と比べ、ネット化・デジタル化・スマート化を始めとする新たな産業革命では包括的な成長が実現されており、より大きな可能性を秘めている。新技術が多くの新しい需要と供給を生み、発展空間を大幅に拡大し、より平等に参与できる機会をもたらしたからだ。
慶応大学の神保謙准教授は「中国のネットワーク技術、シェアリングエコノミーが急発展し、一般人の日常生活と新経済のつながりが進み、生活の利便性が高まっている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月28日