シグナルその三:中国経済モデルチェンジの新たな動力は?創業・革新を掘り下げ
夏季ダボス会議は夏に咲き誇る「科学技術革新の花」と呼ばれている。会議は「革新」というテーマに注目し続けているが、これは中国の経済モデルチェンジ・アップグレードが示している「新たな気質」と高度に合致している。
打ち寄せる新たな産業革命の波の中で、中国は国情に合致する積極的な実践により、民間の創業・革新の沃土を養い、予想以上の成果を手にしている。
李総理は2014年夏季ダボス会議で、改革革新の「東風」を借り、「大衆創業」「草の根創業」の波を起こすと初めて発言した。大衆創業・万衆革新が国家戦略になると、創業・革新の波が全国で生じた。
中国では2014年より、市場主体が1日あたり4万社増加している。うち新規設立企業は1万4000社。今年5月はさらに1日あたり1万8000社に達した。各種開放・共有プラットフォームの構築が進み、各種革新主体が協力し、オンライン・オフラインで相互補完している。人々の知恵と力を集めることで、創業・革新のコストが下がり、ペースと効率が上がっている。
世界知的所有権機関と米コーネル大学などが先ほど発表した「グローバル・イノベーション・インデックス」によると、中国の順位は3位上昇の22位につけ、上位25カ国のうち唯一の中所得国になった。
電子商取引、モバイル決済、シェア自転車といった新産業・業態・モデルは、想像もつかないほど多くの雇用機会を創出し、人々の生活の利便性を高めている。昨年の都市部新規就業者数のうち、新たな動力による寄与度は70%前後に達した。
シェアリングエコノミーの有名企業、摩拜単車の創業者である胡瑋煒氏は「革新という当社の理念と国の理念は一致する。シェアは創業者を生み、伝統的な自転車の生産をけん引し、グリーンな外出を促している」と話した。
中国の創業・革新は、「数」で速度と勢いと強さを生んでいる。
国連総会は今年、毎年4月21日を「世界創意・革新デー」に指定し、各国に大衆創業・万衆革新を支持するよう呼びかけた。中欧国際工商学院の丁遠副院長は「中国の創業・革新により、中国の経営者らは未来を楽観視しており、さらに世界各国が中国市場・中国経済への自信を深めている」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月28日