2016年は海外映画102作品が中国で上映され、国産映画の市場シェアは58.33%に達した。
国産映画の好調の裏には、観客の認知度の高まり、映画鑑賞という消費体験への支持がある。人気映画の他に、スクリーンで上映される中国映画は、多元化が進んでいる。『白日焰火』『百鳥朝鳳』などの芸術映画は、中国映画の尽きることなき革新の活力を示している。『西遊記之大聖帰来』『大魚海棠』などのアニメ映画は、口コミで人気に火がついた。さまざまなスタイル、日増しに高まる芸術の質、向上を続ける制作水準など、中国映画の脱皮はいかにして生じたのだろうか。
中国電影股份有限公司の喇培康董事長は「映画界は産業化改革を掘り下げ、内的な原動力を引き出し、参入のハードルを引き下げている。映画の生産力が十分に引き出され、刺激されている」と指摘した。