▽消費者は買い物より旅行志向
北京市朝陽区に住む29歳の李さんは、「12年頃は賃貸住宅に住んでいて、オンラインで買うのは主に実用品、たとえばドライヤーや靴のラックなどだった」と振り返り、「その後結婚して家を買い、家では主に旅行と体を鍛えることへの支出が大きく、自分も最近6千元払ってヨガのクラスを申し込んだばかり。平均で1年間の旅行費用は大体2万元くらいになる。今は昔みたいにネットショッピングに夢中になることはなく、家族と一緒に出かけて、朝陽大悦城のような総合型ショッピングモールをぶらぶらするのが楽しい」と現在の心境を語った。
首都経済貿易大学の陳立平教授は、「物質的な消費は今では幸福感をもたらさなくなり、人々はSNSのモメンツで旅行の様子、海外に出かけた時の様子、マラソンに出場した様子などを披露するようになり、こんな商品を買いましたと披露する人は少数になった」と指摘する。北京工商大学の洪濤教授も、「一家の消費者は今、質の高い消費や体験型の消費により注目するようになり、消費の相互連動性をさらに重視するようになった」と指摘する。