これと同時にサービス型消費が経済の中で演じる役割が重要になっている。北京市統計局の夏沁芳副局長はさきに、「サービス型消費の急速な伸びが経済発展の新しい原動力の形成を促している」と指摘した。
北京市統計局のデータでは、16年の同市の商品型消費は1兆1005億1千万元に達して同6.5%増加し、サービス型消費は8921億1千万元で同10.1%増加した。過去約5年間で、サービス型消費の増加ペースが商品型消費を上回るのが常態化している。サービス型消費が消費総額に占める割合も徐々に上昇している。10年から13年の間に、北京市の経済成長に対するサービス型消費の寄与度は平均34.4%になり、16年は55.1%に上昇した。
サービス型消費だけでなく、革新型消費も経済発展を牽引する。VR(仮想現実)、ドローン、お掃除ロボットなどの新製品が次々登場したほか、シェアリングエコノミー(共有経済)を代表とする新しい消費スタイルが活発な動きをみせる。こうして経済発展に新しい原動力をもたらしている。