保険業に関しては、3年後に単一または複数の外国人投資家が投資・設立・経営を手掛ける保険業務企業の投資比率規制を51%に拡げ、5年後には規制を撤廃する。
中原銀行のシニアアナリストである王軍氏は、この発表は市場予測を大きく上回る金融開放政策で、空前の開放度だと述べる。
同氏はまた、「長年の改革開放と発展を経て、中国経済の質と実力、リスク対応力などは総じて大きな改善・向上を見せている。そのため我々はいま、より自信を持ち、大きなチャレンジに対応すべきだ。外資企業との競争を恐れる必要はない」と話す。
大きな反響
スペインの通信社EFEは11月10日、「中国が11月10日に、短期のうちに金融分野での外国投資への全面開放を行うと発表した」と報じた。これはアメリカとEUが長年期待してきたもので、中国の銀行や保険企業、証券、ファンド管理企業の大株主になることが海外企業にも許されることになる。