「史上最も厳しい粉ミルク新政策」近く施行 中国企業が海外事業を加速

「史上最も厳しい粉ミルク新政策」近く施行 中国企業が海外事業を加速。

タグ:史上最も厳しい粉ミルク新政策

発信時間:2017-12-05 16:22:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 2017年6月、オーストラリアの人気ブランドのベラミーズは新会社を通してメルボルンのCamperdown Power Pty Ltdの90%の株式を買収する計画を発表した。買収額は2850万オーストラリアドル(約1億5000万元)。


 粉ミルクの登録制度実施後も中国で販売するため、ベラミーズは「臨時的対処法」としてこの粉ミルク工場を買収した。


 登録できる工場がないことから、ベラミーズは今年3月、2018年1月1日の乳幼児用粉ミルク登録新制度実施前に中国での登録手続きを完了できないと発表。そうなれば、同社は1600万オーストラリアドル(約8195万元)の営業損失を出すことになる。発表後、同社の株価は約8%下落した。


 ベラミーズのオーストラリア会社買収は、輸入粉ミルクの資格争奪の「縮図」と言える。オーストラリアやニュージーランドの乳製品業界は中国市場に依存しており、これまでOEM方式を採用していた輸入粉ミルクブランドは、中国認証認可監督管理委員会に認証された海外の工場を奪い合わなければ市場参入資格を得られない。そのため、海外の工場の買収額も高騰する。


中国の乳製品企業が海外進出を加速


 外国産の粉ミルクブランドだけでなく、中国の乳製品企業も海外での工場買収を加速化している。


 乳業アナリストの宋亮氏は、「粉ミルクの新政策によると、1つの工場が申請できるのは3ブランド9品種で、さらに多くのブランドと品種を得る最速かつ有効的な手段は、海外の工場の買収である」と話す。

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