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発信時間：2018-01-08 16:38:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　中金所研究院首席経済学者の趙慶明氏は、2017年に外貨準備高が11カ月連続で増加したことについて、国内外の要因が合わさって作用した結果と分析した。中国国内をみると、人民元レートの安定的な元高により資本流出の圧力が大きく緩和し、外貨資金の流出入がほぼ均衡した上、貿易黒字もわずかにあったことで、ここ数年に比べ情勢が逆転した。一方、国外では米ドル安が進み、米ドル以外の通貨高をもたらした。「昨年は、米ドル以外の通貨が通年で10％前後の通貨高となった。中国の外貨準備高のうち3分の1は米ドル以外の通貨で構成されており、その影響は約1000億米ドル分の増加に相当する。絶対額でみると、米ドル以外の通貨高が大きく寄与した」としている。

　2018年の外貨準備高の見通しについては、アナリストの多くが楽観的な見方を示す。外匯局の責任者は、中国経済活動が安定しつつ進歩する基調の維持、新たな発展理念とハイクオリティな発展要求の堅持、国民経済運営の安定性と強靭性の絶え間ない増強など、安定しつつ上向く発展トレンドを保つ条件が揃っていると話した。世界経済の持続的な回復が外需の伸びをもたらし、金融市場の対外開放の進展と市場期待の継続的な改善を背景に、中国の国際収支と外貨準備高は均衡と安定を保つとみている。

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