国連環境計画-同済大学環境・サステナビリティ学院教授の李風亭氏は、アフリカ各国がグリーン工業化の道を歩み、「発展先行、ガバナンス後付け」という古いやり方を避けなければならないと指摘。中国が、グリーン企業の「走出去(海外進出)」をさらに奨励し、アフリカのグリーン発展と持続可能な発展の実現を後押しすべきとの見方を示した。
アフリカで中国の水処理プロジェクトを普及させて13年になる李風亭氏は、中国の技術について「応用しやすく、コストも低い」と評価する。中国は環境ガバナンスにおいて、西側諸国に比べて後発の優位性を持ち、アフリカにとっては中国の技術が最も適している。
中国対外経済貿易大学グローバルチェーン研究院院長の武雅斌氏は、中国のグリーンエネルギー産業と技術が「一帯一路」沿線で広く普及しており、中国とアフリカが環境保護分野で協力を拡大することは、グローバル環境ガバナンスを新たな段階に推し進めると話した。