今回の国連環境総会の開催中に国連環境計画は、中国政府、ケニア政府と共同で、中国・アフリカ環境協力センターを設立すると発表した。中国とアフリカの間でグリーン技術の移転を促進し、グリーン発展の経験共有を図り、中国とアフリカの新たな協力プラットフォームを構築する。
国連環境計画副事務局長で、国連事務局長補佐のイブラシン・ソー氏は、中国のクリーンエネルギー技術の普及が、中国とアフリカの環境保護協力の優先事項になると説明した。
グローバル・ エネルギー・インターコネクション発展協力機構(GEIDCO)アフリカ支局副主任の王建明氏は、アフリカが工業化の初期にあり、6億人が電力を持たず、1人当たりエネルギー消費量が世界平均のわずか3分の1にとどまると指摘。アフリカの人口の85%がPM2.5の基準を超える地域で生活し、化石エネルギ-の使用がこの主因になっていることを明らかにした。アフリカの水エネルギー、風エネルギー、太陽エネルギーの備蓄量は世界全体のそれぞれ10%、32%、40%を占め、グリーンエネルギー発展の条件が揃う。GEIDCOやアフリカ経済委員会(UNECA)などは共同で、クリーンエネルギーの開発とエネルギーネットワーク建設の研究を進めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年1月10日