予想によれば、4月上旬、北陸・長野県・東北地方南部などで桜が開花し、4月中旬以降は、東北地方北部で開花期に入る。山形県ハルビン事務所の所長大門明氏は、「山形県で桜を鑑賞する最も良い時期は四月中旬である。山形県は大都市の喧噪もなく、静かに、ゆっくり、自然のもたらす美である桜を愛でることができる」と話す。
美しい自然の風景以外、各自治体の政策も観光客を引きつける「奥の手」となっている。山形県県庁は自由旅行の中国人旅行者に対して、旅行人数に基づいて、日本円三万円以上のタクシィー代を補助している。その他の地方自治体もふさわしい政策を練り、中国旅行客を引きつけるのに力を入れている。
自らの地方の特色を宣伝する面で、日本のその他の自治体は負けていない。「われわれ黒龍江省の最も歴史のある日本料理店も『新潟の日』を挙行して、さらに多くの中国人に新潟を知ってもらうようにしている」と新潟県ハルビン商業連絡所の責任者の高野純一氏が語る。