中国のサービス業生産高(付加価値ベース)は5年連続で第二次産業を上回り、経済成長に対する貢献率は5割を超え、中国経済発展の最大の原動力となっている。
サービス業が中国経済の第一の支柱産業に
2017年の中国のサービス業生産高(付加価値ベース)は42兆7032億元で、GDPに占める割合が51.6%に達し、第二次産業を11.1ポイント上回って中国第一の支柱産業となった。サービス業生産高の前年比増加率は8.0%と、中国のGDP成長率を1.1ポイント上回り、5年連続で第二次産業より高かった。サービス業の経済成長に対する貢献率は前年に比べ1.3ポイント上昇し、中国経済成長を推し進める原動力となっている。
2017年のサービス業の情報通信・ソフトウェア・情報技術サービスとリース・商務サービス分野の生産高はそれぞれ前年比で26.0%、10.9%増え、中国経済の平均成長率を大幅に上回った。「‘インターネット+’発展戦略の実施で、インターネットエコノミー、デジタルエコノミー、シェアリングエコノミーなどのニューエコノミーが、中国経済成長の新たなエンジンになった」と国家統計局サービス司の責任者は説明している。
今年1-2月のサービス業生産指数は前年同期比8.0%増で、昨年12月の増加率を0.1ポイント、鉱工業生産の伸び率を0.8ポイント上回り、中国経済成長を引き続き牽引した。