「最近開かれた博鰲(ボアオ)・アジアフォーラムで、中国は金融市場への外資参入の規制を大幅に緩和し、魅力ある投資環境を創造する方針を示した。これはサービス業の開放が一段と加速することを意味し、サービス業の一層の成長につながるはずだ」と同責任者は話している。
サービス業の繁栄が中国の経済成長エネルギーの創出に大きく寄与
中国では、供給側構造改革が進むにつれ、サービス業の構造が持続的に最適化している。サービス業の新たなエネルギーが培われ、新産業とニューエコノミーが勢い良く発展し、その活力と実力が増強されている。
中国のサービス業は世界の最前列に並び、キャッチアップからリードへの飛躍を果たした。2017年時点で中国の高速鉄道全長、高速道路全長、宅配業務規模などは他国をはるかに上回り、世界トップとなっている。モバイル決済、シェアリングエコノミー、ビッグデータ応用も世界の最先端を走る。電気通信業では5Gの技術、スタンダード、産業、応用において世界のリーダとなりつつある。金融業においても人民元の国際化が加速し、準備通貨となっただけでなく、石油貿易の決済通貨になり始めた。技術イノベーションが新たな成果を上げ、研究開発支出がGDPに占める割合は2.12%に上昇し、EU15カ国の平均を超えた。