トランプ政権は今週、中国企業が米国の科学技術企業に投資するのを禁止するとともに、中国への技術の輸出を制限する計画を発表する見通しだ。米メディアが報じた。この措置は、IT・航空宇宙事業・電気自動車・バイオテクノロジーなどの分野における中国の技術的進歩を妨げることが狙いで、メディアはこれが中米の貿易摩擦を激化させるとみている。
「投資と技術輸出を過度に規制することは、ビジネスの発展を妨げる」というのは常識だ。ワシントンは関連の保守的政策を強化しているが、それにはいくつかの誤った判断が根底にある。誤った判断というのは次の通りだ。
第1に、ここ数年の中国の技術的発展は本来あるはずのないもので、米国の技術に関する輸出規制が緩み、中国が不当な手段で米国の技術を盗み取った結果だ。
第2に、米国が中国との間で技術的な障壁を強固にしさえすれば、中国の科学技術の進歩は停滞するか大幅に遅れると考えられるため、米国は遅滞なく厳しい規制措置を行う。