中国の物流ソリューション、効率的なサービスを世界に拡大

中国の物流ソリューション、効率的なサービスを世界に拡大。ワールドカップの熱狂の中、世界各国のサッカーファンがお気に入りのチームとともにロシアの多くの都市を回っている。だが全世界さらにロシア国内の商品が現地の消費者の手にわたる速度は以前として緩慢だ…

タグ:物流 ロシア 郵便 貨物 越境

発信時間:2018-07-07 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ワールドカップの熱狂の中、世界各国のサッカーファンがお気に入りのチームとともにロシアの多くの都市を回っている。だが全世界さらにロシア国内の商品が現地の消費者の手にわたる速度は以前として緩慢だ。


 中国からやって来た物流ソリューション(解決法)はそうした状況を一変させるものとなる。


配送時間を70日から5日に短縮


 「今年の小包の数量は昨年より40%増えた。昨年も前年から40%増えていた。これはわれわれが菜鳥と協力を始めてからの状況だ」。記者の取材を受けたロシア郵便のセルゲイ・マリシェフ副総裁は「ロシア市場は今後、さらに急速な成長を遂げる見通しだ」と語る。


 ロシア本地市場の大型物流企業は主に3社ある。このうちロシア郵便は国有の物流企業であり、ロシアの宅配便市場(越境とロシア国内の電子商取引市場含む)の70%近くのシェアを占め、職員は45万人に達し、国内に4万2千の支店を持つ。まさにその名にふさわしいリーディング企業と言える。


 モスクワ市南西部のレーニンスキー通りにある郵便局では、貨物棚が小包でうまっていた。マリシェフ氏は、菜鳥との協力後、登録されたすべての小包は追跡が可能となったと語る。中国からロシアに運ばれる小包でも動的な追跡ができる。


 こうした協力の意義は大きい。これまで中国からロシアに発送された越境小包の配送期間は平均70日に達し、紛失率は20%に達していた。これはつまり、3カ月の短い夏の後に冬の来るロシアでは、消費者が淘宝(タオバオ)で冬の衣類を買おうと思えば、夏の間に注文しなければ間に合わないということを意味する。さらに小包が永遠に消費者の手に届かないということも十分あり得た。


 だが今は、中国企業の提供したソリューションに支えられ、中国からの小包は平均5日でロシアの消費者の元に届くようになった。


 2016年、ロシアの越境小包量は3年前の3000万件から2億3千万件に増えた。そのうち80%が菜鳥が配送を担当した小包だった。さらにロシア国内の小包の半分以上は中国のプラットフォームを利用している。


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