世界の物流をスピードアップ
中国の物流ネットワークは、ロシアだけでなく、世界中に広がっている。
データによると、国家スマート物流基幹ネットワークはすでに、ロシアを含む上海協力機構の各加盟国へと連結され、毎年3億個近くの小包が往来している。
世界に目を向けるとさらに壮大な光景が広がっている。
過去数年で、世界の224カ国・地域をカバーするスマート物流ネットワークが形成されてきた。中国から主要国家への越境物流のスピードは平均70日から10日へと高まった。今年初め、菜鳥は、英国やスペイン、マレーシアなどの6カ国の数十カ所の重点都市でまず5日以内の配送を実現し、配送の安定性は98%に達した。
菜鳥は5月31日、世界の複数の都市に将来、世界級の物流ハブを設立する計画だと発表した。第一陣として、杭州、クアラルンプール、ドバイ、モスクワ、リエージュの5都市を検討する。東南アジアや西欧、ロシアなどの物流を大きくスピードアップさせるものとなる。
アリババグループの馬雲董事局主席は、スマート物流基幹ネットワークは2つの部分からなり、一つは中国での24時間以内の配送を実現するネットワーク、もう一つは「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)に沿って世界での72時間以内の配送を実現するネットワークだと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月7日