中国の物流ソリューション、効率的なサービスを世界に拡大

中国の物流ソリューション、効率的なサービスを世界に拡大。ワールドカップの熱狂の中、世界各国のサッカーファンがお気に入りのチームとともにロシアの多くの都市を回っている。だが全世界さらにロシア国内の商品が現地の消費者の手にわたる速度は以前として緩慢だ…

タグ:物流 ロシア 郵便 貨物 越境

発信時間:2018-07-07 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


課題となった「ラストワンマイル」


 ロシア人のアレックス・ワシリエフ氏は京東など多くの中国企業で働き、菜鳥のロシア圏総監に就任した。中国の小包がロシアに到着するまでをこう説明する。中国での「ファーストワンマイル」ではまず、すべての小包を細かく仕分けし、24時間以内の中国の倉庫からの発送を確保する。輸送段階では、中国からロシアへの空輸幹線の最適化をはかり、48時間以内の貨物のロシアへの到着を確保する。小包には事前の仕分けをし、チャーター輸送機でモスクワに運ぶ。その後、必要であればロシアの航空機で別の都市へ運ぶ。現地での通関の必要はなく、越境小包の通関時間を省いた。


 最も面倒なのは「ラストワンマイル」だ。ワシリエフ氏によると、かつてはすべての小包を中国からモスクワに運んでから仕分けしていた。今ではモスクワとサンクトペテルブルク、エカテリンブルク、ノヴォシビルスク、カザンの5大都市に運ぶようになった。これだけでもかなりの時間が節約できるようになった。


 「ラストワンマイル」の配送には多くの方式がある。現在は少なくとも、宅配や郵便局での受け取り、現地の商店やスーパーに設置されたロッカーでのセルフサービスなどがある。


中国の経験がロシアを触発


 菜鳥モスクワ倉庫のロシア人総経理は、物流業で長年働いてきた。中国の地に初めて足を踏み入れたのは2017年。杭州や深セン、上海などのを十数日視察し、中国の物流業界の技術水準を体感した。広東恵州の倉庫では、ロボットを使った仕分けを見て、衝撃を覚えた。「本当に驚き、衝撃を受けた。中国の技術は非常に進んでおり、非常に急速に発展している。中国人がどうやってそれを実現したのか、今でも不思議に思う」


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