決して盲目的に楽観しているわけではない。中国経済はハイクオリティの発展へとモデル転換を加速し、「健康状態」は極めて良好だ。公式統計によると、2018年1-5月の鉱工業生産(一定規模以上企業)は前年同期比6.9%増で、伸び率が第1四半期と前年同期の水準を上回り、なかでもハイテク製造業の伸び率は全体の2倍ほどに達した。サービス業生産指数は前年同期に比べ8.1%上昇し、比較的高い上昇率を保っている。
また、中国経済の「免疫力」も強い。国内市場の広さ、産業チェーンと工業システムの完備、都市化の加速、ニューエコノミーの持続的発展などの強みは、中国が外部リスクを制御し、貿易摩擦がもたらす可能性のあるショックを解消する有利な条件となる。
今のところ貿易摩擦による中国経済に対する影響はコントロール可能であり、中国は浮つくことなく、自ら態勢を崩すことなく、国内改革の大切な時期にマクロ経済政策の大幅な調整を進めている。中国は、戦略実行力の維持、ボトムライン思考の堅持を続けることで、規定路線に沿って全面的な改革深化を進め、対外開放を拡大し、ハイクオリティな発展の道を歩んでいく。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月11日