養老・教育・医療、内需けん引の「3つの馬車」に

養老・教育・医療、内需けん引の「3つの馬車」に。

タグ:内需 養老・教育・医療

発信時間:2018-07-20 13:50:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る



 健康サービスの需要が急成長中


 米国でがんを治療し、英国で心臓手術を受け、ドイツで整形外科医にかかり、日本で身体検査をし、韓国で整形する。海外で高品質健康サービスを受けることが、多くの中高所得層の選択肢になっている。智研データ研究センターの調査報告書によると、中国では海外で医療を受ける患者数が急成長している、海外医療仲介サービスの市場規模は2012年の2億1000万元から2016年には11倍増の23億5000万元に達している。


 華大基因湖南分公司の曹沢民総経理は「市場の数十億元の需要が外部に流出しており、実にもったいない」と述べた。


 国務院が発表した「『健康中国2030』計画綱要」によると、健康サービス産業規模は2030年に16兆元に達する。市場調査会社の調査によると、2017年の中国の健康サービス産業規模は4兆9000億元となっており、両者の間には大きな開きがある。国民の所得増、消費構造のアップグレード、高齢化・都市化の加速、医療保障制度のさらなる健全化に伴い、健康サービス産業が高度成長段階を迎えることになる。


 各種資本にとって、健康サービス産業は競争を展開する舞台になっている。三胞集団などのサービス会社が投資を拡大し、世界的に有名な医療機関と協力し健康事業を展開している。テンセント、百度、アリババが各種商品・サービスを開発し、医療AI分野に進出している。恒大、万達、緑城などの不動産大手も健康産業に巨額の投資を行い、進出している。さらには携程、途牛網などの旅行を主事業とするIT企業も国内・海外医療商品を取り扱い、同業界のパイを手にしようとしている。


 しかし中国の健康サービス産業には、公共医療衛生サービスが弱く、「受診難」が依然として深刻など、一連の解消すべき問題が存在する。業界関係者は、政府の合理的な計画と指導を通じ資源を合理的に配置し、供給を拡大・改善し、多元的・多層的な現代化医療保障体制を構築するよう提案した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月20日

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