最近、米国のトランプ政権の保護貿易主義政策が米国国内で次第に多くの反対や懸念を引き起こしている。鉄鋼とアルミニウムの輸入製品に対する関税実施などが、日用消費財の価格を上昇させ始めた。農業救助計画は、農家の懸念を軽減できず、むしろ補助を求める声を一層多く引き起こした。最新調査によると、調査対象者の53%が、保護貿易主義は米国経済成長の最大の脅威になっていると答えた。
老舗工場が存続の危機に陥る
トランプ政権の保護貿易主義政策には、米国経済に対する副作用が出始めており、関連するニュースがたびたび報道されている。米国メディアによると、トランプ政権の「アルミニウム税」が米インディアナ州南部にある芝刈り道具生産の老舗工場を創業以来最大の存続の危機に陥らせた。
同工場は、経営を維持するため、すでに75人を解雇した。社長のジェーン・ハーディー氏は、トランプ政権が出来る限り早期に現行の関税政策を終わらせなければ、同社がさらに人員削減を行うだけでなく、工場を閉鎖する危機にも直面する可能性があると強調した。