極端な圧力、中国に奏功するか?=雑誌『求是』

極端な圧力、中国に奏功するか?=雑誌『求是』。

タグ:中米経済貿易摩擦 求是

発信時間:2019-06-18 10:29:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 雑誌『求是』は16日、「中米経済貿易摩擦で明らかにしておくべき若干の問題」と題した記事を掲載した。一部要旨は下記の通り。


 極端な圧力をかけ自国の目的を達成する。これは米国の一部の人物の国際協議における手法であり、「取引の芸術」と呼ばれている。その主な特徴は多方面から攻撃を仕掛け、法外な料金をふっかけると同時に、領域を跨ぐ多くの議題をめぐり相手国と駆け引きを展開する点にある。そこから一歩退いて妥協し、裏で密かに行動することで、核心的利益に関する目標を達成する。強権により覇権を維持し、いじめと恐喝により相手を倒す。米国の一部の人物は極端な圧力にはこの上ない威力があり、中国に対しても「奏功」すると思っている。


 極端な圧力には本当に効果があるのだろうか。米政府は一部の弱小国との駆け引きで制裁の「棍棒」を思いのまま振り上げ、高い実力と極端な圧力により自国の利益の需要を他国に押し付けている。一部の国は総合的な実力が低いか、長期的な依存関係により、米国からの強い経済・政治的圧力に屈する。協議において米国側の要請に応じ妥協・譲歩し、言いなりになって事なきを得る。このような状況が増えると米国の一部の人物は、中国を含む全ての国が極端な圧力を恐れ、屈服するに違いないという考えを持つようになった。


 残念ながら彼らは情勢を見誤り、相手を間違っており、計算が狂っている。協力には原則があり、協議は平等で互恵で誠意あるものでなければならない。中国は重大な原則については絶対に譲歩しない。中国は日増しに国力を増す大国であり、他人の言いなりになる「子羊」ではない。米国の一部の人物は極端な圧力という野蛮な方法により中国に屈服を強いているが、これが徒労に終わることは間違いない。中国を孤立させようとする試みは自国を孤立させ、中国に対する極端な圧力は中国人の強い反発と反対を生む。米国は歴史上、「中国を失う」の責任を負うべきは誰かについて数回検討してきた。今日の米国の一部の人物は、このような歴史的な責任を負うことができるだろうか。


 相互尊重、平等、互恵は現代国際関係の基本的な準則であるが、米国の一部の人物による極端な圧力はこれに大きく背き、世界貿易ルールと国際秩序を大きく損ねている。極端な圧力による合意の形成が双方の相互信頼と協力関係を損ね、協力の歴史的チャンスを逃すことは、過去の経験によって示されている。米国の一部の人物は中国に極端な圧力をかけているが、これは問題解決を促さないばかりか各国の利益をさらに損ねる。


 極端な圧力は高圧的に見えるが、実際には見掛け倒しだ。米国の一国主義、保護主義、貿易上のいじめが国内外で形成する悪影響が拡大し、米国の政治勢力を分断する重要な力になろうとしている。極端な圧力は、世界各国に米国のいじめの本質を見抜かせるばかりだ。米国を国際社会でいっそう孤立させる。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月18日

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