中米両国の貨物貿易の規模は6300億米ドルを超え、両国の企業間協力は各産業で深まっている。米国のファーウェイへの制裁措置が発表された時は、米国のテクノロジー企業が真っ先に大きな損失を被った。オン・セミコンダクターとマイクロン・テクノロジの株価は当月、いずれも20%以上の大幅下落となった。アパレル・家電・高級品のメーカーは、相次いで今年の収益見通しを引き下げ、貿易摩擦がもたらす大きな悪影響について警告、米国政府に貿易政策の再検討を呼びかけた。
1年以上にわたり、米国株が荒い値動きで推移したことは、米国政府が世界経済の秩序を混乱させたことに対する市場参加者の無言の抗議だ。
6月中旬、多くの上場企業を含む600以上の米国企業がホワイトハウスに連名で書簡を送り、追加関税を停止し、交渉のテーブルに戻るよう求めた。理由は明らかだ。中国は多くの米国企業にとってなくてはならない重要な市場で、一部の企業にとっては主要市場でさえある。中国市場を失うことは彼らにとって致命的な痛手なのだ。