米『ウォール・ストリート・ジャーナル』ウェブサイトの7月4日掲載記事によると、昨年の米国の対中大豆輸出は貿易紛争の打撃を大きく受け、輸出量が74%の大幅減となった。ブラジルが素早くこの穴を埋め、米国の農場主に支払われる価格は最近、ここ7年で最も低い水準に落ち込んだ。
この苦境は4月に明らかとなった。米国大豆輸出協会CEOのジム・サルトル氏は、中国最大の食糧貿易事業者と北京本社で会談した。一部の業界リーダーは、米国農業と中国の関係を修復する方法を考えており、同氏はそのうちの一人となる。
サルトル氏の使命はとてもシンプルで、中国バイヤーの疑念を打ち消して、米国の農場主が中国側に悪意を持っていないことを理解してもらい、貿易戦争が終結した際に大きな取引の再開を要望することだ。
昨年の米国農場主の大豆作付面積は8900万ムー(約3600万ヘクタール)を超えた。種子会社や食糧貿易事業者、鉄道、その他企業が大豆産業発展の一部を担う。