報道によると、米国に代わり世界最大の大豆輸出国となったブラジルが、優位なポジションを握る見通しだ。米国の世界大豆輸出シェアはこの1四半期で31%に低下し、統計開始以降で最低の水準となった一方、ブラジルのシェアは52%に拡大し、過去最高となっている。
仮に米国産大豆に対する中国の需要低迷が続けば、米国の農場主には選択肢がなくなるだろう。世界の食糧供給は強く、米国によるトウモロコと小麦の生産増を必要としていない。新たな作物の品種改良には、巨額の設備・インフラ投資を要する上、成熟した市場も探さなければならない。
対中貿易の回復は、輸出協会の大きな目標だ。米国大豆協会の前会長、ジェームズ・リー・アダムズ氏は、「われわれは、中国との間の『混乱局面』から抜け出す方法を考えなければならない」と話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月9日