世界経済が未だに比較的大きな下降圧力に直面する中、中国は開放を拡大し、世界経済に新たな活力を注ぐと同時に、ビジネス環境を合理化し、外資との企業提携を通したウィン・ウィンの実現をはかっている。
先般、武漢市で開かれた2019世界調達大会にロシア、タジキスタン、シンガポールなどの国からバイヤーが集まった。ロシア出身のヴィクター氏は流暢な中国語で記者に対し、「今年8月に中国で調達プラットフォームの会社を登録したばかり。2カ月あまりで、2000社以上の中国企業が会員登録をした」と明かした。
ロシア国家電子調達専門委員会のヴィクター副会長は、「中国企業のニーズは大きいため、我々の市場規模も大きくなり、供給業者も中国企業との提携に興味を示している。これは我々にとって非常に良いチャンス」だと話した。
中国企業に着目するのはロシアの業者だけではなく、米サプライマネジメント協会も最近、中国でサプライチェーン管理人材を共同育成することで中国物流・調達連合会と戦略協力協定を締結した。購買担当者指数(PMI)の統計機関である米サプライマネジメント協会は以前から中国経済に注目していた。