住民預金が約8000億元減少 「報復性預金」の傾向なし

住民預金が約8000億元減少 「報復性預金」の傾向なし。

タグ:住民預金

発信時間:2020-05-17 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 企業貸付は9563億元増加。注目すべきは、企業の短期貸付が62億元減少した点である。しかし、交通銀行金融研究センターの上級研究員の陳冀氏は、「短期貸付は減少したが、企業の中長期貸付は5547億元増加した。企業融資構造の明確な変化は、企業が感染症抑制期間に維持していた流動性を追加投資に切り替えたことを示す」との見解を示した。


 民生銀行の上席研究員の温彬氏も、企業の中長期貸付の増加が短期貸付を上回ったことは、人民銀の構造性金融政策に牽引され、銀行貸付がインフラ、製造業、防疫関連企業などの中長期貸付に急速に流れ、金融政策の伝導メカニズムがスムーズであることを示すと話した。


預金はどこに行ったのか 株式市場に「引っ越し」


 預金の面に市場で議論される報復性預金現象は発生するか。データによると、4月の新規人民元貸付は1兆2700億元で、前年同期より1兆100億元増加した。


 しかし、構造別で見ると、住民預金は7996億元減少、非金融企業の預金は1兆1700億元増加、財政性預金は529億元増加、非銀行業金融機関の預金は8571億元増加した。


 陳冀氏は、住民預金が7996億元大幅に減少し、非銀行業金融機関の預金が8571億元増加したのは、株式市場上昇段階の預金移動現象だと話す。非金融企業の預金が1兆1700億元増加したのは、大量の企業が融資取得後に移したためだという。


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