音のある世界から音のない世界へ 最も美しいダンスを創造
真心と善意を胸に抱いた数多くのこの世の天使たちが、特殊教育業界に足を踏み入れた。王玲子さんもその一人だ。
父親は歌が上手、母親は踊りが上手で、「重慶舞動奇跡隊」のメンバーだった王さんは、芸術的な薫陶を受ける中でプロの振付師になる道を選び、優れたダンス作品を作ってより多くの人に見てもらおうと志を立てていた。
そんな彼女の生活は、音のない世界に触れたことで一変した。
それまでの交流スタイルを捨て、新たなコミュニケーションのスタイルを築き、聴力に障害がある子どもたちと言葉を超え、心と心で交流をし、踊りたいという子どもたちの夢をかなえた。
無音の力は生命の躍動となって表現され、ダンサーから特殊教育の教員へと役割を変える中で、王さんは自分自身の道を選択し、また音のない世界により多くの選択肢をもたらした。
人は人生の中でさまざまな選択をしなければならず、選択には勇気が必要で、諦めるには知恵が必要だ。ただ自分で選ばなければ、情熱を成就させ、自分の人生をしっかり守り切ることはできない。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年6月7日