ドイツ人撮影の「眠れる中国人」ヒットの背景

japanese.china.org.cn  |  2009-07-16

ドイツ人撮影の「眠れる中国人」ヒットの背景。ドイツ人のフォトグラファーは、中国で過ごした6年間で、中国人がさまざまな場所で昼寝をする姿を750枚の写真に収め、さらにこれらの写真をサイト「sleepingChinese.com」に掲載した。これらの写真はすぐに中国のネット利用者やメディアに注目されるようになり、こうした中国人のイメージや、中国の近代社会文化のイメージは世界に伝わっていった…

タグ:眠れる中国人

発信時間:2009-07-16 16:30:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 

「sleepingChinese.com」に乗っている写真

 

大手サーチエンジン「百度(Baidu)」で、「眠れる中国人(睡覚的中国人)」が検索ワードのトップとなった。

ドイツ人のフォトグラファーは、中国で過ごした6年間で、中国人がさまざまな場所で昼寝をする姿を750枚の写真に収め、さらにこれらの写真をサイト「sleepingChinese.com」に掲載した。これらの写真はすぐに中国のネット利用者やメディアに注目されるようになり、こうした中国人のイメージや、中国の近代社会文化のイメージは世界に伝わっていった。

もし中国のカメラマンであれば、「中国人の寝姿」と言えば、赤ちゃんの愛らしさやお年寄りの安らぎなどの美しい一面を撮るだろう。ところが、このドイツのカメラマンは、駅のベンチ、壁の隅、さらにはフィットネス器具など、身を置く場所さえあればどこでも眠れる中国人たちの姿を撮影した。

こうした「昼寝文化」が広く伝わり、インターネットで注目が集まったが、多くの中国人は笑うだけで、中国人のイメージを悪化させようとしているとカメラマンを責める人はまずいない。ここから、中国のネット利用者たちの寛容な態度が見て取れる。私たちは生活の中ですでに見慣れたことが外国人に注目されて初めて、その不自然さに気がつくのだ。このような作品が、私たちに注意を喚起するのかもしれない。

フォトグラファーは先週、メール取材に応じ、「昼寝には大切な文化的価値が潜んでいる。これからも昼寝を続けてほしい」と語った。この言葉から、文化に対する一種の尊重が感じられる。実は、こうした現象は、生活の中ですでに一般的に受け入れられている。道端や地下道で昼寝をする人を見たら、彼らの熟睡を邪魔する人は誰もいない。彼らには、彼らなりのここで寝る理由があるからだ。

私たちは自分たちの都市で生活し、自分たちの公共スペースで昼寝をしている。こうしたややみっともないとも言える暮らしぶりが、外国人の関心により伝播対象となり、芸術作品となり、最も影響力のある文化現象ともなっている。文化伝播には、それなりの法則があるのだ。

世界文化のステージでは、すべての民族がステージ上で自らの美しい面を他の民族の人たちに誇示するが、舞台裏に行き、役者たちの真の顔を覗きたいという人もいる。私たちはこのような行為を受け入れられるのだろうか。生活の中の自らの真の姿を見つめることができるのだろうか。

「真実の伝播」の価値は、美学的価値を上回ることもある。真実であれ、美学であれ、価値の核心から離れてはいけない。ドイツのカメラマンであれ、中国の芸術家であれ、庶民生活を反映する作品には、善意的な配慮を欠くことはできない。善意がなければ、真実も美学も、マイナス価値となるだろう。

著者:北京文化学者の呉祚来氏。

 

「チャイナネット」 2009年7月16日

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