天津市濱海新区に建設される110キロボルト変電所の定礎が盛大に行われ、国内初の実質的な電力網自動化プロジェクト「中国・シンガポール天津エコシティ電力網自動化総合モデルプロジェクト」が全面スタートした。科技日報が8日伝えた。
天津エコシティは、中国とシンガポール両国政府が蘇州工業パークに続いて取り組む戦略プロジェクトで、国家的なモデルプロジェクトとして国内で最も総合的かつ全面的で、他の都市にも応用していけるエコシティを目指す。エコシティでの再生可能エネルギーの利用率は20%以上に達する見通しで、電力網の自動化によって未来都市のエネルギー供給とサービスのスピード化が図られ、持続可能エネルギーの利用率と安定性が大幅に高まると期待されている。国家電網天津市電力公司がまとめた「天津エコシティ高圧配電網計画」によると、エコシティで使われる電力のうち、各種再生可能エネルギーによる代替電力が24.62%を占めるという。
「人民網日本語版」2010年4月8日