資料写真1:福島県立医大附属病院で、シートに覆われて放射能除去措置を受けに行く福島第一原発で大量の放射線を受けた作業員(3月25日、日本の共同通信社より)
東日本大震災から2週間が経った25日、中国の記者は福島県福島市を訪れた。福島県は地震と津波のダメージを受け、さらに福島第一原発の放射能漏れ事故による影響も強く受けた。「放射能雲」に覆われたこの地域は、物資の供給と社会秩序はまだ正常だが、住民の不安な気持ちが高まっている。
記者は車で福島市内に入った。ここは福島第一原発から60キロ離れたところだ。普段に比べると、街は明らかにひっそりとしている。賑やかだった中心部の福島駅周辺は、地元市民がたまに通るくらいだ。また、放射能を恐れ、厚いマスクをつけている。