資料写真2:福島第一原発の1号炉と2号炉の扉は完全に破壊された(3月23日、日本の原子力安全・保安院の提供)
福島市では水、電気、ガスの供給はほぼ正常で、レストランや店も通常通り営業している。スーパーの商品は被害の深刻な地域ほどではないが、インスタント食品やペットボトルの飲料水などはまだ購入できる数が限られている。数少ない営業中のガソリンスタントの前には、給油待ちの車が数百メートルの行列を作っている。
福島県災害対策本部の入るビルの1階ホールには、外から輸送されてきた放射能を防ぐ用具が山積みになっていた。オフィス街には福島県政府、東京電力、自衛隊、警察および消防などの職員の姿が多く見られる。未だに解決されていない放射能漏れ事故の解決は、福島県災害対策本部の現在の最重要課題だ。